USAのノリかっこいいよね(「thank u, next」のはなし)

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おいおいおいおい!
「Billboard HOT 100」5週連続1位って!!!
すご!!!!

…何の話かというと、アリアナ・グランデが先月リリースした
「thank u, next」って曲の話です。

海外のアーティストが好きな友達にYouTubeの公式リリックビデオを教えてもらってから、めちゃくちゃ聴いてるという。

曲を作ってるのは、
Ariana Grande
Charles Anderson
Michael Foster
Tayla Parx
Tommy Brown
Victoria McCants
の6名。錚々たるメンバーでのコライティング!

あぁコライトしてみたいんですよねぇ(ボソッ…


いつもプリチャンの曲とかですが、あまりに好きすぎるんでいろいろ書きたくなりましたというわけで。
まぁいつもの感じで。メロディとコードと諸々をみてみましょ!

①メロディ

D♭ majorなので、
文中の「ド=D♭」で読み替えてください。

Aメロ(Verse)

イントロ終わり、いきなりソから始まるという、
「始まる前からメロディがあってその流れでAメロ入ってます」
のような感じでスタート。
ここはもう、いきなりJ-Popじゃあまり聴かない感じですね。

なんなら音価も三連符という、これも日本語のリズムにはほとんどみられない感じ。

始まって早々から、J-Popとの違いがかなり大きいです。

Aメロのほぼすべてが
「ほぼ同じモチーフ&ソ始まりで下降&弱起」
という構成です。
弱起で頭の「ソ」を意識させるので、「一個前フレーズがドミナントかな…?」と思わせるメロディ。
歌詞が「元カレの話」とかだったりするので、回想してる(=過去からの流れ)感が強いメロディですよね~

1フレーズの結びの音が「ド」なのもある意味「過去を一区切りする」みたいな印象が。
ちょっともうAメロの時点でスゴいんですが…!

Bメロ(Pre Chorus)

滑らかにつながってBメロです。
ソ→ドの五度DOWNが印象的な始まり。

ここはフレーズの結びが主音ではなく、(そもそもコードがトニックに行かないですが…)ドミナント・サブドミナントが続き、未来への期待感と浮遊感がゴリゴリです(主観)。
「過去の出来事(Aメロ)」が「今の自分が未来に行くための糧(Bメロ)」になってます的解釈なんかいかがでしょ?
歌詞にも沿った解釈でこれワンチャン公式解釈ありますよね…!?

上で言った五度DOWNのあとは、ド周辺orそれより下でメロディが展開してますが、イントネーション的に自分に言い聞かせてる感も。
感です。

最後の結びはモチーフが変わって、「ド~ファ」での山なりメロディ。
この動きも日本っぽくないなぁと。
というのも、日本的な響きといえば、長調だと
「ヨナ抜き(ファとシ抜きのペンタトニック)」
なんかが有名ですが、ファ、抜くんですよね。
ここのモチーフだとファが最高音で、結構ファに注目行きがちです。
そうなるとファが強いので日本感は薄い、という論調で。

2番はソまで上がるので、若干浮遊感が弱まってます。

歌い方もかなりあいまいな発音だったりするので、カッコよさ高いです。

結びは主音ということで、気持ちの整理がしっかりついたようです。
自分に言い聞かせる自己暗示のようなものって結構重要ですよね。
そんな感じで解決。でも浮遊感。
浮遊感でサビにすごい滑らかに向かいます。立ち止まらないです。

サビ(Chorus)

ループのメロディですねぇ。ゆえにシンプル。
ミ・レのループで「ド」を使わない愁いの強いメロ。
「次、次!」って言ってるのは不安の表れかもしれないぞ…

そして、キメの部分で
長二度DOWN
四度DOWN
四度DOWN
長三度DOWN
四度DOWN
と。
ドを経由するための長三度DOWNですが、これエモすぎません?
増四度DOWN回避で、「Ari」の強さがチラ見えした感じ。

こんなにメロディに感情載せてくるのか…!

フレーズ的にはループとキメだけです。
ここもホントにJ-Popじゃ絶対聴かない造り。
サビなんか盛ってナンボだろ!って思いがちですが、こういうサビで落ち着くのもいいですな。

2番はループメロディのカウンターで昂りを表現してますね。
多分、楽譜上とは違うアドリブかなぁと思ってます。
カラオケで歌うときに、あえて音源のカウンターメロとは変えてもよさげ。
コードとメロのつながりを考えつつフィーリングで歌いたいですね。

サビ後(Post-Chorus)

#2サビ・ラスサビが終わった後にループが続くパターンです。
余韻で歌うこの部分ですが、サビのフィーリングは継続です。
浮遊感のままに余韻。
やっぱり若干未練感じてるんでしょうか?

短調でもないので、切なさというほどでもなく、でもドにもいかないからすごく明るい感じでもない。はざまの心境のような感じ。
サビの時よりもループが続いてるので、より強く「はざまの心境」ですな。

ラスAメロ~ラスサビ

落ちAメロです。
音数がちょっと減って静かなAメロですが、メロディはちょっとだけ上向きのモチーフに変わってます。
ちょっとだけ落ち着いて、前向きさが出たんでしょうかね。

Bメロを挟んでラスサビ。
その後post-chorusにいって曲終わりなんですが、イントロと同じ伴奏で循環コード(後述)にアドリブカウンターメロ。
そしてそのままディミヌエンド。
ずっと浮遊感のままメロディ歌ってるんですよね。

この浮遊感ほんとクセになります。。。

②コードとか

D♭ majorなので、
Ⅰ=D♭で読み替えてください。

イントロ

「ⅣM7-Ⅲ7/♯Ⅴ-Ⅵm7-Ⅰ7/♭Ⅶ」

分数無視すると基本のかたち。
この曲はこれのループで出来てます。
これの上で楽器数・ボイシングが変わっていく感じ。

イントロが一番シンプルです。ベースもなし。
ないですが、最低音を分数コードにしてみました。

1周したところでAメロです。

Aメロ(Verse)

「ⅣM7-Ⅲ7/♯Ⅴ-Ⅵm7-Ⅰ7/♭Ⅶ」

一周だけイントロと同じで、それ以降はベースが入り

「ⅣM7-Ⅲ7/♯Ⅴ-Ⅵm7-Ⅰ7」

低音あると厚みが増しますな。
2番からはこっちで回してます。

メロディが基本的に弱起なので、小節の頭というかテンポをキープしてるのは和音をベタで鳴らしてるエレクトリックピアノなんですが、これがまたいいんですよね。
メロディの途中からコードが変わるため、ドで締めようと終止感が薄まってるような感じがしてます。

Bメロ(Pre Chorus)

「ⅣM7-Ⅲ7/♯Ⅴ-Ⅵm7-Ⅰ7」

Aメロの後半と同じ流れですね。
バックトラックは引き続いてるのにメロディは展開するという、浮遊感強めゾーン。
引き続き感でAメロのメロディが強化されたように聴こえ、
サビへの繋ぎとして滑らかな段階の踏み方な印象。

サビ(Chorus)

「ⅣM7-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅰ7」

ベースでルート弾いてますね。確かなコード感。
基本はかわらずですが、ここにレが入ってる気がします←
二度の重ね方を積極的に入れてる気がします←←

なんとなくうなりが聴こえません?音がふるえるヤツ。
振動数が近い純音2つが同時に鳴ると、「その2音の振動数の加算平均」が振動数となった純音の音量(振幅の大きさ)が「その2音の振動数の差の絶対値」の振動数でふるえる…ってヤツ。
長・短二度っぽいんですよねぇ…検証班求む!

しかしこの全体的にフィルターがかかったようなリバーブもそこそこある音がメロウな味わいですねぇ。。。

サビ後(Post-Chorus)

ループが伸びていくにつれ黄昏時感がクレッシェンド。
夕方に聴きたい…!

コードはサビの引き続き。同じだから余計に黄昏時感が強まっていく感じです。

ラスAメロ~ラスサビ

ラスAメロ。

「ⅣM7-Ⅲ7/♯Ⅴ-Ⅵm7add9-Ⅰ7/♭Ⅶ」

イントロと同じようなんですが、「Ⅵm7にレを足したの」が聴こえます(主観)。
サビも似たような感じでレが入ってたりしますが(要検証)、こっちはマイナー感が弱くて、印象めっちゃ変わってます。

そこから普通のAメロBメロが来まして、サビ。

サビ終わりはPost-Chorusがあります。

「ⅣM7-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅰ7」

これを繰り返してディミヌエンドで徐々に小さくなっていきます。
つまり、まだ続くよ的に終わります。
Aメロの所で「終止感が薄まる」といいましたが、この曲は全編通して完全終止しないんですよね。
曲の明確な区切りが存在しないんです。
基本の4コードを一区切りとしてもいいですが、楽譜上はともかく、感覚的に区切りには聴こえないというか。

ずっとあっさり書いてきたのは、ずっと同じ循環コードをループしてることを強調したかったんです。
これ、人生はこういう感じで「同じループ」しながら進んでっちゃうだろうな~感なのでは。
そして、「次あるし」つってディミヌエンドな感じで。

ヤバい、ある種の人生観をこの曲に見てしまった!
アリちゃんエモすぎんよ~!ちょっと~!

あぁ…洋楽いいですなぁ…

なんか多ジャンル聴いてると、絶対に聴くことになる「洋楽」。
くくり広すぎますけどね。「洋楽」って言っちゃうと。

K-Popとかインドの映画音楽も「洋楽」ですしね。

ただ、各国のポピュラー音楽には言語の違いではない「各国の色」が絶対あって、
その違いを聴くのも面白いかなと思います。
とりあえずYouTubeのどっかのvevo垂れ流しとかで世界の音楽を楽しむのもアリ。

これ歌えるようになりたいなぁと思いつつ、英語は舌が絡みまくるので難しいですね。。。

というわけでこの辺で👋

2019/8/18に、名前がこの曲のタイトルの香水出すってよ→https://www.ulta.com/

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