メルティックスターの新曲…!
今まで、
ロックなやつ
ダンスミュージックなやつ
と来てましたが、今回はミュージカルなやつですね!
「寝ても覚めてもDREAMIN’ GIRL」!
ミュージカル感で石塚さんみがあるなぁと思ったら…
作詞:マイクスギヤマ
作曲:石塚玲依
編曲:石塚玲依
あーやっぱり石塚さん!
プリパラではプリパリのイメージの大部分を作った方で認識してます俺。
そしてスギヤマさんといえばアニソンの作詞を数多く手がけている方で、プリティーシリーズについに参戦ですね~!
もうどうやっても神曲にしかならない流れ。
プリチャン全曲神曲説があります。
じゃあ聴きこんできます!
目次
①メロディ
この曲は嬰へ長調ということで、
ド=嬰へ(F♯)で変換してください。
イントロ
曲始まりは拍子が「\(\frac{6}{4}\)」と、ド頭から変拍子だったり。
Allegroくらいですかね?
快活です。
ライブでノるには多少音感(リズムのほう)が必要な出だしです。
さてメロディは、
「五度DOWN」&「減五度DOWN」&「五度DOWN」
といういきなり聴きどころです。
最初のソ→ドは長調っぽく、
2つ目のファ→シで一瞬の違和感、
3つ目のミ→ラは短調っぽさがありますな。
メルティックスターの多ジャンル性が垣間見えるような動機ですね~
そこから、シンコペーション上昇しーの、レ→ソの四度UP。
ドミナント感強めです。
イメージ的には、
朝目覚めてから、
「ふぁ~あ…あら、いい天気ですわね」つって窓開けるあんな
俺(主観MAX)
みたいな。ムダにいろんな機能使ってみるやつ。
まぁ、ヨーロッパの豪邸感のある窓開けてます。
そこそこ心地いい風入ってます。
そんなイメージでAメロへ繋いでいくぅ!
Aメロ
さてAメロです。
最初のあんなのとこ(ラーラーシー)まで「\(\frac{6}{4}\)」ですが、
それ以降は拍子が「\(\frac{4}{4}\)」に。
ちょっと速くなってVivaceくらいに。活発に。
あんながド中心で上下し、主音をしっかり印象付けてます。
さらとめるは、あんなパートをサポートするような感じでソ中心のメロディ。
属音で間をしっかり繋いでいくスタイル。ガッチリサポート。
さすがメルティックスター、連携が取れてますね!
Bメロ
Aメロラストの属音を受けてのあんな。
短めの滑らかな動機でたたみかけていくあんな様。
滑らかなまま一気にソまで下がっていきます。
そして!属音中心ではあるんですが…
「ファ♯」が!メロディに!
ファがシャープすることで、属調感が出てます。
嬰ハ長調感。Cis dur感。ムダにドイツ語。
あっ、こっちの方が書きやすいからドイツ語にしよう!
一瞬だけですが、ワクワクするメロディ。
っていうか和音からして属調上で鳴らしてるし。
やっぱりちょっと調が変わってる感じですな。そろそろ「属」がゲシュタルト崩壊しそうです。。。
結び部分も属調上でイケちゃうんですが、つながりを考えると、
元の調で主音結びとした方がいいでしょう。
というのも、Cメロが先行して重なってくるんですが、
それがFis dur上だったりするので、これは整合性を優先したい。したいです!
Cメロ
めずらしくBメロからさらに展開です。
主音から外れてミ始まりで、同じ動機で二度ずつ下がりつつ、ミであんなパートを終わらせます。
そして、さら&めるはそのパスをドで受けつつミでトスを上げます。
そこからは全員でミからソを目指す構図。
属音で繋ぐので、しっかりサビにサビたりえる風格を持たせてます(主観)。
サビ
優雅にセレブな2分で伸ばしつつサビスタートです。
始まって早々、ミをフラットします。
これにより、「レ♯・ミ・ファ」のクロマティックな動きに。
これセレブリティすぎません???
短二度だけの動きだとやわらかい印象です。
サビ最初だけですが、直前のセレブ2分伸ばしが「レドレ」で長二度で動くのもあって、よりやわらかさがあります。
なんとなく「ミ♭・ミ・ミ♯」でプラルトリラー感にも。
やっぱりDolly Waltzはラブリーですね。やわらかいかわいさ。
そのあと、レに行くため、レ♯がナチュラルされる感じですね。
半音の動きにはやわらかさがあるのですが、やっぱりダイアトニックに戻ると安心しますね。
2周目は全体的に三度下がりつつ、ほぼ同じ動機で「シ・ド・レ」で臨時記号なしの動きに。
シ・ド間は同じ短二度ですが、ド・レ間が長二度でさっきとは違う印象です。
ダイアトニックだけを使ってるので若干強めに調性感あります。
レドシドの動機をドから四度下のソで繋いでます。
ってことはソの次は五度上のレ。
落ち着かせるところでしっかり完全音程使ってくるメルティックスター…
結び部分は「ソシド」で上りつつレ中心のメロディに。
なんとなく属和音の構成音っぽいですよね。
これサビで結びきらないやつですよ…!
結びの音も「レ」だとやっぱり次行きたくなりますよ…
…という結びのため、何回でもリピートできます。好きなだけ延長できます!
TV Sizeでも3周ほどしてますよね。
最後、和声が展開して次に行こうとしてます。というわけでDメロに続く!
Dメロ
本当の最後。コーダです。
「ミファソ~」はDis moll上でクライマックス感を出しつつ、
「レミファ~」では再び登場「レ♯」。…いや「ミ♭」だ!
若干Fis moll感で主音の同じ短調を一瞬だけ出す感じ。すぐ戻ります。
そこからFis durで進みつつ、締めに入る直前にFis mollの平行調A durに。
いやまぁ両方で使うダイアトニックなんで「ソファド」でもいいんですけどね。
でも和声がちょっと違うので、メロディも併せて「ミレラ」っぽく聴こえてます。
最後はまた同主調転調してフィニッシュ。
ここ、(多分)さらのコーラスが「ミ→ミ♭→ミ」と、短調感を一回出してます。
この動きはミュージカルでよく聴く気がします。ゴージャスですよね。
主メロディはバッチリ主音で結び。
全体を通して、セレブリティ&ゴージャスという思いっきり赤城財閥でした。
②コードとか
英語表記でいいや説。
F♯ majorということで、
Ⅰ=F♯で読み替えてください!
イントロ
「Ⅴ」
このⅤに至る前に
「レ♯-ミ-ファ-ファ♯-ソ-ラ-シー」
「シ-ド-レ-レ-ミ-ファ♯-ソー」
「シ-ド-レ-レ-ミ-ファ♯-レー」
みたいなストリングスが。がっつりオーケストラです。
※他の音は聴き取れなかったので、足りないのあったら教えて♡
Ⅴからのイントロ中のボーカル部分は、
「Ⅰ-Ⅳ-Ⅶm(-5)-Ⅲm-Ⅵm-♯Ⅱdim7-Ⅴ」
この「Ⅶm-5からのⅢm」なんてのを聴くと、オーケストラというかクラシックな響きに感じるんですよね~(主観)。
ⅢとかⅢ7に行くのはほかのプリチャン曲でよく耳にしてると思いますが、
ⅢmはあんまりJ-Popで聴かない感じあります(主観of主観)。
Ⅵm-♯Ⅱdim7の間でベース(コントラバスっぽくない?)が「ラシドレレ♯」って動いてるのえもえもすぎません?
ストリングスの倍音ほんと神がかってます。
なんでしょう、ホールで聴いてる感じ。生音収録なんですかね?
荘厳すぎて空前絶後のセレブリティですね。
とりあえず、拍子が「\(\frac{6}{4}\)」なので、弾き語ろうとするときは気を付けて!
終わりがけにハープ!めっちゃアクセントになって優雅感強いです。
Aメロ
「Ⅰ(のなかで「ラ・ファのセット+ソ」と「ソ・ミのセット」を行き来)-Ⅴomit3」
「ラ・ファのセット」はⅣ、「ソ・ミのセット」はⅠでもいいんですが、
いまいちⅣに聴こえないのでこういう表記に。
コード回しもオーケストラ感強いですよね。
あんまりⅠから動かないのいいっすねぇ…!
Bメロ
さぁここから一気に展開します。
「Ⅵm-Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ-Ⅵm-Ⅱ-Ⅴ」
Ⅵm~Ⅰまで四度ずつ上がっていく進行。
バックのヴァイオリンメロが超絶優雅セレブリティですよね~!
この動機のクラシック音楽感強いのは、いわゆるクラシック音楽でよく使われてたりするんでしょうかねぇ
八度上に行ってから装飾音を鳴らしつつコードの構成音を順に歯切れよく弾く感じがとてつもなくハイパーセレブリティな響き。
ここだけでペンネ7皿いけます。
Cメロ
「Ⅰ/Ⅲ-Ⅳ-Ⅴ/Ⅶ-Ⅰ-Ⅵm-Ⅴ-Ⅳ-♭Ⅶ-Ⅴ」
CメロはBメロの流れを汲みつつ、ゴージャスを追加。
しっかりと音を伸ばしきって、優雅さもMAX。
ハープや、コーラスで倍音が増えてホントにキラキラしてます。
しっかりレガートしたくなるところですな~
サビ
サビは
「Ⅰ」
「Ⅵm」
「♭Ⅶ-Ⅴ」
が基本形です。
超シンプル。
リズムが8分で刻んでいるためかなり速く聴こえます。
この循環優雅すぎて、
「赤城財閥の超大型船でプライベートクルージングしながら」(サビだけど)
「ティータイム中の」(シンプルな形の進行でゆったりしてる)
「メルティックスター」(メルティックスター)が見えてます。
※()内は意訳
さて、クライマックスの展開は
「Ⅰ-Ⅲm/Ⅶ-♭Ⅶ-Ⅵ-Ⅱm-Ⅴ-Ⅲm-♭Ⅶ」
「♯Ⅳm(-5)-Ⅳ-Ⅲm-♯Ⅱm(-5)-♭Ⅶ-Ⅴ」
下降形のクリシェですな。上の最後は自信ないです…(フル待ち!)
クリシェなんかかわいいの最先端行ってますから、これはもうラブリー強め進行です。
ちゃんとゴージャスもあって、どう聴いたってDolly Waltz、赤城あんな感。
そりゃミシンで縫った便箋で招待状書きますわ!ちゃんと蝋で封もして!
このやってみたアプリほしい……
Dメロ
ここ、36話の冒頭で録ってるところですね。
意外とエレキベースだったという。コントラバスかと思ってました。。。
Dメロのコードは、
「Ⅵm-Ⅶdim7-Ⅰ-Ⅵ/♯Ⅰ-Ⅵ7/♯Ⅰ」
「Ⅱm-♯ⅤM7-Ⅴ」
「Ⅰ-Ⅰm-Ⅰ」
だいたいこんな感じですね。
今度は上昇形のクリシェが!
この進行、勇ましさがあります。主観です。
お母さん(CV:たかはし智秋)譲りの気の強さが垣間見えますね~!
Dメロはほぼクロマティックな動きで構成されてますが、
最後の「Ⅰ-Ⅰm-Ⅰ」。これ。
動きがあるのは「ミ→ミ♭→ミ」。
あっ!メロディでも出てきたヤツ!
この曲の優雅さは「ミ♭」によるものと言い切ってもいいくらいのヤツです。
最後のミ♭はめるコーラスが担ってます。
主音があんな。第五音はめる。第三音がさらで、フラット♭からのナチュラル♮。
すげぇハーモニーだ!
終止形はほぼ「Ⅰ-Ⅱm-Ⅴ-Ⅰ」とみていいでしょう。解決感バッチリ。
途中の非和声音もありますが、「トニカ→サブドミナント→ドミナント→トニカ」のキレイなパターン。
そこへ「Ⅰ-Ⅰm-Ⅰ」で、ダメ押しの優雅。セレブリティ振り切っての終止でした。
今回もすごかったね…
多様性ありすぎません?
メルティックスターの振り幅ほんとすき💜💗💚
Play Sound☆はさら感、
COMETIC SILHOUETTEはめる感、
そして、寝ても覚めてもDREAMIN’ GIRLはあんな感。
ブランドイメージな印象もありますね。
プリパラの頃から曲の振り幅が凄かったですが、プリチャンになってからより多様性に富んだ楽曲群になった気がします。
プリチャン2年目も楽しみですなぁ!
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