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白鳥さん優雅すぎません?(「フォーチュン・カラット」のはなし)

  • Gchan 00 

※フル化しました!あと多少修正してます!

↓ぜひ聴きながら読んでみてください!↓

https://youtu.be/MM6tHcvnfwc?t=121
☝試聴動画(これの4曲目)☝(avex pictures公式チャンネルより)

俺もう「SUPER CUTIE SUPER GIRL」だけなんだろうなぁってスタンスで観てたら…
アンジュさんが「わたしも歌ってみようかしら」だって…

新曲じゃあ!!!新曲のお出ましじゃああああ!!!!!

フォーチュン・カラット、聴きこみます。

ところで、作家はというと……

作詞:真崎エリカ
作曲:桑原聖
編曲:酒井拓也

ってプリパラでおなじみの桑原さんと酒井さんだ!!!
あーいよいよ12月のキャラソンCDが楽しみになってきたぞ…

①メロディ

始まりはE minorということで、
ド=G
でいきましょう。

Aメロ

最初のとこ、「上昇→下降、上昇→下降」ってなってるんですが、
キッカケの遷移は半音なんですよね。
「ミファ…ドシ…」と。
そのキッカケのあと、ソに落ち着くという。
半音遷移で優雅で柔らかい印象だけど、二度ソに行くことで「優雅でコーティングされたソ」を印象付けてます。
普段の「コーティングのされないソ」はガツガツ前に出る意識高い系なんですが、
「優雅でコーティングされたソ」は優雅で余裕のある大胆、みたいな。
アンジュさんの「セレブリティMAXだけど、お忍びで『わーすたライブ』やら『いか焼きを食いながら花火』とかいったりしちゃう大胆さ」みたいな。

似てますよね?
……ええ、主観です。

さてその後、ラ→ドの短三度上昇を挟みつつレからラ抜き下降。
ラ抜きでメジャー感出てるなぁ……と思った矢先、この後の『コード編』でも言いますが、マイナーのツーファイブ(メロディックマイナー)によって思いっきりマイナーになります。
今まで(つってまだAメロ1フレーズ目だけど)割とメジャー寄りマイナーな感じでしたが、一気に引っ張られます。

明確にマイナーだな!ってなってからの2周目。
1周目と同じ上昇下降のモチーフからのソ長め(同音で何音かを3拍ほど)。
モチーフ2回目は上昇下降からの四度上のドへ行き、レで次へ。

そしてまたフレーズ1周目と同様の後半のモチーフへ。
ラ抜き下降かなーと思わせて、シで足踏み。
何度か同音連打足踏みしつつ(連打ほど連打じゃないけど)、ドを挟んでラで〆。

ここまでソとド、そしてミがモチーフの頭・尾に使われてる率が高くて、やっぱりメジャー感あるやん……
って思ってましたが、最後はちゃんとマイナー〆のAメロでしたね。

ラで終わってるから、区切りがしっかりした感覚。締めるとこ締めるセレブ。

Bメロ

ド頭からラ→ミの五度UPです。しかもアンジュさんその「ミ」がファルセット。
つまり、Aメロは白鳥アンジュa.k.a.三森すずこの「地声~裏声手前レンジ」だったと。考えられてる!

そこからはがっつりファルセット使っていきます。カッコいい!

……あれ?いまダイアトニック外れなかった?……

そう、転調です。
1発目は「ミ♭」から。ここからB durに。いや変ロ長調に。
いやB♭ majorですね。
「E minorのミ♭=B♭」なので、「B♭=B♭ majorのド」。

ちなみに、さっきファルセットになったところは
$$「ミ(当時)=B=ド♯(現在)」$$
なので押さえておきましょう。

転調直後に前の調から上昇してきた勢いで、「レミ」のファルセット。
からのラで次のモチーフへ。このラが妙な浮遊感があるのは、それこそファルセットギリの高いところだからかな…
雲見えるんですけど…みたいな標高。
そのあと谷を越えつつ「レ」のファルセット。ドで受けて次。

今度は一気に下の「レ」へ。もう1オクターブですよ。この歌ほんと広くない?
歌いあげられるとかなりかっこいいですね。あ、Bメロの時点で言っちゃいました!

で、そこからなんだかんだで「シ」まで登ってくるんですが………

また転調だ!
こんどはCis dur。いや嬰ハ長調。
いやC♯ majorでいいだろ!

なんかこの曲、ドイツ名とか日本名で言いたくなりません?
…話がそれました。

で、「ソ♯(前回)」が「ファ(今回)」になって、同じモチーフからの「ラ」でBメロ〆。

ひっそり、コードがⅥmaj系なのでB♭ major(のImaj)に戻ってたり。

なので、B♭ majorのド〆と見ておくとして、サビへ。

サビ

またメロディの感想が長くなってるパターンですが気にしない。
ここからまたE moll、ホ短調、E minorになってます。
というわけで文中の階名も元に戻ります。システムです。

さて、Bメロまでのアンジュさんといえば……
「4分音符を使う」
「8分音符を使う」
「各種付点を使う」
「長いのはたまに」
くらいの感じ。

サビからのアンジュさんはというと…
「4分音符を使う」
「2分音符を使う」
「8分音符はたまに」
「各種付点」
「短いのはたまに」

総合すると、テンポ感が遅くなってるということ。
サビは基本音価長めなのを多用してます。優雅だ…

でも優雅になってるのにちゃんと盛り上がり部分になってるのはなぜ……

『優雅なのにA・Bよりテンション高くきこえる理由』は…
①ド→ソ四度DOWN、レ→ソ五度DOWNで溜めたエネルギーを、ソ→ファの短七度UPで爆発させてるから
②ミより上のファルセットゾーンによく行くから
③四度UP・五度UPが結構あるから
④後ろのパーカッションがA・Bより短い刻み方になってるから
⑤楽器数(トータルの倍音の数)が増えてるから

このあたりでしょう。
特に②と④。
ずっとファルセットです。アクセント程度だったBメロとは頻度が格段に増えてます。
あと、後ろのパーカッションが細かくなることによって、実は全体的には速く聴こえてます。
そこへ音価の長い音符を入れる優雅さ。

これがトッププリチャンアイドルの余裕か…!

サビ結びの直前まで、パーカッションのおかげでかなりの疾走感なんですが、
結びのモチーフ・シドラの動きの部分で(シンセディレイ以外の)バックトラックが演奏を止めます。
静寂の中の結び動機。すげえ…

いやはや、ハイパー優雅。そりゃ登場するたびキラキラするわ。

②コードとか

E minorだけど、Ⅰ=Gで。

イントロ

イントロのピアノ。
「Ⅵm-Ⅴ-Ⅳ-Ⅲm-Ⅵaug/Ⅲ♭」
なにさいごのオーギュメント…
構成音的にはⅣaug7/7thな感じだけどそこはお好みで。
…つって、響きはⅣaug7のほうがいいかも?

これ優雅すぎません?優雅なピアノ曲をアドリブで弾くときはこのイントロですね。
覚えとこっと!

そして、ピアノのあとのトレモロなストリングス(ド♯)が終わってからは
「[ⅣM7-Ⅴ-ⅠM7]-」
「[ⅣM7-Ⅲm7-Ⅱ7]-」
「[Ⅱm7-Ⅲm7-ⅣM7]-」
「[ⅣM7-Ⅴ-Ⅵm7]」
3つごと遷移してますね~
ストリングスのメロディにうっとり。
Ⅱ7のときにちゃんとソ♯を踏んでいくストリングスが爽やかですなぁ。

上り下りしまくるメロディなので優雅に踊る感じ…
バレエやってみたアプリ入れてるしアンジュさんだわこれ。

Aメロ

さてAメロは静かに始まります。
「Ⅵm9-Ⅴ7」
「ⅣM7-Ⅴ-Ⅰ」
で「優雅でコーティングされたソ」のところと「ラ抜き下降」。
まぁシンプルな進行ですね。メロで優雅にさせるといったところ。

この後です。この後のツナギですよ。
「Ⅶm7-Ⅳdim7」
あーこれよこれ。マイナーMaxなの。

まずはⅦm7。
これファがシャープしちゃってます。

次にⅣdim7。
Ⅳdim7の構成音は♯Ⅴdim7と同じで、つまりは
「Ⅴ-♯Ⅴdim7-Ⅵm」みたいな経過音の時みたいにⅥmに行きたくなります。
ノンダイアトニックな音といえばソがシャープしてます。

ファがシャープ、ソがシャープ…旋律的ッ…短音階…ッ…!

そう、メロディックマイナースケールですな。
そりゃもうマイナーですわ。これが強いマイナー感ですわ。

2周目は、
「Ⅵm9-Ⅴ7sus4-Ⅴ7」
「Ⅱm7-Ⅲm7-Ⅵm9」
構成音多めで浮遊感。優雅ですね。
1周目より優雅さが増した感じも。

Bメロ

さてメロディのところでも書きました。転調がさっそくあります。直前まで行ってみましょ。
「ⅣM7」
もう次転調です!短かった!

この次はB♭ majorで、
「Ⅱm7-Ⅲm7-Ⅵm7」
ⅣM7(CM7)からⅡm7(Cm7)と。
Ⅳ(前回)のマイナーですな。
転調直後のベースが上下に動いてかっこいいですねぇここ。

そして、ツナギが
「Ⅴm7-Ⅰ9」
元気の出る響きですねぇ。9thがいい仕事してる気がします。

Bメロ最後のモチーフへ。転調するところです。
「Ⅱm7-Ⅲm7」
C♯ majorに転調して(もしくはC♯majのダイアトニックコードを拝借して)
「Ⅱm7-Ⅲm7-Ⅵ7sus4」
B♭ majorに戻って
「Ⅲsus4-Ⅲ」

忙しいけどこう考えた方が指が動きやすいんですわたくし…

サビ

サビの和音自体は割とすっきり。
ストリングスもボーカルと違うメロディを弾いてるので、それを含めて考えると複雑になるかも…

ストリングスのメロをコードから外してみるとして…
最初は
「Ⅵm7-Ⅴ/Ⅶ-Ⅰ-Ⅶm7(-5)-Ⅲ7-Ⅵm7」
ベースやらいろいろ上昇しつつ、マイナーのツーファイブワン(ハーモニックマイナー)。
えもいねぇ~
ストリングスがずっと優雅に舞ってます。

「ⅣM7-Ⅲ7-(♯Ⅴdim7-)Ⅵm7-Ⅴ(-♭Ⅴm7(-5))」
わりとクロマティックな動きを見せるこのゾーン。

「ⅣM7-Ⅴ-Ⅱm7-Ⅲm7」
これが終わると、結びのモチーフが無音になります。
ピタって止まってアンジュさんのボーカルだけになるのホントにエモい。
優雅ですねぇ!

#1サビ終わり~#2Aメロ

フルだと、1番サビ直後はAメロとの間にちょっとした間奏が入ってます。
「♯Ⅳm7(-5)-ⅣM7-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅱ7-ⅣM7-Ⅲ7」
みたいな感じ。

ここサビ終わりですが、優雅の余韻残し過ぎじゃないですか???
あのキラキラ撒き散らしてる感じ。はーえも。
そのままAメロ・Bメロときて、間奏へ。

#2Bメロ

間奏行く前に、2番Bメロで一点だけ。

Bメロの結びが、C♯ major上で
「Ⅵ7sus4-Ⅵ7」
と一旦解決してからの間奏です。
区切っていくぅ!

間奏

Bメロの流れのまま、B♭ major(に転調)で
「Ⅵm7-ⅣM7-Ⅰ-Ⅴ-Ⅲ-Ⅵm7-ⅣM7-Ⅰ-Ⅴ-Ⅲm」
ストリングスのメロディがめちゃくちゃ優雅。
ほぼオクターブUPとかえもえもセンサー。
よく聴くとレからの装飾音シなので長六度UPだけど。

ここのストリングス、どう聴いてもジェシカ先生でしょう(謎)。

そしたら今度はG majorに!
「Ⅵm7-ⅣM7-Ⅰ-Ⅴ-Ⅵm7-Ⅴ/Ⅶ-Ⅰ-♭ⅦM7-Ⅰ-Ⅶm7-Ⅳdim7」
ギターのメロディがいいですねぇ!
さらママ弾いてんじゃないか説ありますよね…

後ろの方の♭ⅦM7からAメロでもあったⅦm7-Ⅳdim7。
これ気持ちよすぎです。聴いてて。

なんか空舞ってます。優雅すぎんよ~!
あのやってみたアプリのゴゴゴゴゴってなってる翼で飛んでますねこれ。

そして落ちサビへ。

落ちサビ~ラスサビ

落ちサビ。ピアノメインの伴奏ですね。
「Ⅵm7-Ⅴ/Ⅶ-Ⅰ-Ⅶm7(-5)-Ⅲ7-♯Ⅴdim7-Ⅵm7(-Ⅴ-Ⅰ)」

ここからギターと刻むパーカッション復活です。ハンドクラップ。
「ⅣM7-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅴ(-♭Ⅴm7(-5))-ⅣM7-Ⅴsus4-Ⅱm7-Ⅶm7-Ⅳdim7」
今までのヤツの総決算。
各所で出てきたエモいコード進行をふんだんに使ってます。
落ちてないサビでした。
楽器数こそ「落ち」てますが、ノリは「昇り」。昇天です。

そこからラスサビ。まだ天空界の上があるのか!ユニヴァース!?

このユニヴァースラスサビは、基本はサビと同じコードで、豪華に。
※コードは上述のヤツみてね!

最後のコードだけ、
「ⅣM7-Ⅴ-Ⅱm7-Ⅲ7」
と、Ⅲmの3rdがシャープしてメジャーコードになってたり。

TV Sizeだと、サビ後すぐにこのラスサビです。
パッと聴くとサビがループ。

そして、結びの動機が終わると…
「Ⅵ7sus4-Ⅵ」
をストリングスでソ-ラつって。セレブリティMaxすぎない???

アウトロ

コーラス・ストリングスがガッツリで、かなり倍音の多い感じです。
「Ⅵm9」+(ストリングスの「ミーレー」)
クライマックス感が凄いです。豪華。
フルだとTV版の2倍に。

そのクライマックス感ののち、本当の最後は…
イントロにもあったピアノの結びだけ違うバージョン。
「Ⅵm-Ⅴ-Ⅳ-Ⅲm-ⅠM7/Ⅵ」
最後のⅠM7/Ⅵがかっこよすぎるんですよ…優雅なカッコよさ…

アンジュさん優雅すぎてむしろズルい!かっこいい!

白鳥アンジュに勝てるヤツいるの?

ミラクル☆キラッツもメルティックスターも勝てないのでは…
強敵感しかないぞ…

ずっとすごかったですね…
文章長ぇし。そんだけ書くことあったってことです。

また来週からの展開が気になりますなぁ!
わくわく!

って感じです。ばーい👋

ほかのプリチャン曲も書いてるのでゼヒ!

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