プリチャンがマジマジョピュアーズとコラボするっていう話を聞きつけたので、
OP曲を聴いてみようと思って。「ミルミル ~未来ミエル~」。
…いや、ホントのこというと、動機実は違って…
YouTubeで流れで聴いた曲がこれで、
めちゃくちゃいいじゃん…!
ってなったので聴き始めました…
直前までアリアナグランデの新曲「Thank U, Next」をヘビーにリピートして聴いてたという。
良い曲ならジャンル問わず聴きまくるわたしです。
第4クールのED「サンキュー」もレビューしましたのでぜひ。
↓Amazon・Moraとかで配信してるので、ぜひ聴きながら読んでみてください↓
Amazon:ミルミル~未来ミエル~
Mora:ミルミル~未来ミエル~
https://youtu.be/rPCrlogPQvw
☝1番を丸々聴けるDance version。めちゃくちゃいいでしょ!?(公式チャンネルより)
目次
魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!に乗っかってみた
さて、劇中の主人公たちがそのままユニットになったmagical2(マジカルマジカル)。
そのmagical2の新曲「ミルミル ~未来ミエル~」ですが、
作詞:halmelnuts
作曲:南田健吾
編曲:南田健吾
!!!
onetrapの!南田さんとhalmelnutsさん!!
南田さんといえば、今年でプリチャンに寄せたところだとi☆Risの「Changing point」を書かれてましたね~
onetrapさんといえばアイカツで曲が採用されていますね。
南田さん曲もあります。
アイカツも聴きがちだなぁ最近。
CDは俺の誕生日こと12/12に発売です。
が、先行配信してたんで買っちゃいました!
というわけで、メロディとコード追ってみましょう。
楽器引っ張り出して歌ってみて!
①メロディ
イントロちょいサビ~Aメロ
最初はG majorなので、
ド=Gで。
さっそくボーカル入ってます。
弱起ラ始まりからの五度UP。
そのあと「ミの音」に「ミの歌詞」をぶつけてるんですよね~!
意図的・戦略的にも見える感じ。すごくいいっすね!
そして、その「ミの音」が最高音で「ミルミル」を印象付けてます。
その直後。最高音が「ファ」に上がります。
レベルキャップが開放です。
半音しか上がってないのに突き抜けた感覚。
ミで押さえつけてた感情が内圧MAXで弾けた感じですかね~
と、話し過ぎちゃうんで、詳しい話はサビ編で。。。
ちょいサビはドで〆。しっかり終えてからAメロへ渡します。
…転調した!?
この転調により、サビとほかの所が完全にセパレート。根は同じだけど違う感じ。
つまり!変身前と変身後のような切り替わり!
というわけで、平行調の同主調ことE majorに。
ここからは
ド=Eです。
普段の生活ゾーンの始まりです。
Aメロはゆったりとした始まり。
シードーの流れで一発目から安定感があります。
居間のソファーでゆっくりしてる時のような感じです。
この後も基本的にドを中心に据えたメロディで、フレーズごとに区切りがあるような印象ですね。
一回だけソ締めのフレーズがありますが、そこがアクセントになって、ほかのド締めが足を確実に地につけていってる感。
このソ締めでドミナント感あるので、そろそろお出かけでもするかーのイメージで。
外出てからは、一歩ずつ確実に地面を踏みしめて、歩きます。
→※意訳:ドミナント感のあるメロディの後からは、ドで締めるフレーズが、連続します。
とかいう謎文章。。。ほんとやりがちー!
このあとサビ前までマジでドで締めるフレーズだけという。
モチーフいろいろ出てきますが全部ド締め。徹底してます。
そして、全て上って下るモチーフ。気持ちが高鳴っていく様子がメロディに表れてますなぁ!
下ったところは家出る直前だけという。
A-Bの繋ぎも当然ドで繋いでいきます。
Aメロ始まってからここまで8小節。
Bメロ
Bメロ…というか、Aメロの発展なので、「Aメロ②」の方が表記あってる説。
ちょっと洋楽のような構成ですねぇ。
とはいえ、テンポ感はガッツリ変わってるのでBメロでお願いします。
ここからメロディが「ドのトレモロ」で、地に足付けてるのは変わらず小走りになってる感。
「感」ってついてんの全部主観です(主観)。
トレモロだけじゃなく、リズムの刻みも細かくなってるので、そういった部分も小走り感につながってます。
三度上のハモリがカッコいいですなぁ。
さてさて。
2モチーフで構成されたフレーズ群を2回ループさせーの…
2回目の2モチーフ目。
ついに上昇下降のアーチが崩されます。
ここまできてメロディのノリが変わるということは!そう!
ガッツリ変わる直前!
転調です。マジョカステージがスタートです。
E minorです。ラ=Eです。同主調。
ラから四度下までフワッ、フワッと風を受けつつ降りてから
グイグイとラの四度上まで上昇。
ちょっと変身感ありません?
レドレミのユニゾン締めで変身完了です。
サビへGo!
サビ
ここであえて転調という言葉を使います。
(というか、最初をG majorとして話を進めたのでそういうことですが……)
平行調なので使うダイアトニックは同じです。
ここまでをまとめると、
E major→普段
E minor→変身中(「普段」の同主調)
G major→魔法戦士(「変身中」の平行調)
の感じ。
劇中に沿ってる感を出してみました。
さてメロディ。
イントロのちょいサビでも言った「最高音・ミ」。
A・Bメロはド中心のメロでしたが、サビは最高音まわりで動きます。
最初のモチーフはラから五度UPでテンションアゲアゲ。
そして、「最高音のミ」と「『み(るみる)』という歌詞」を徹底してます。
これはどこのフレーズタイミングでも徹底してますね。ゴイゴイスー。
やっぱり意図的かも?
そして最高音をファに引き上げた後は、「最高音・ファ」中心のメロに。
あれっ、半音しか上がってないにもかかわらずめちゃくちゃ突き抜けてる感覚なのはなぜだろう…
その理由は
①最高音がミの間は「ファ」を使ってなかった
②そもそも「ファ」が特殊
この二つが大きいかなと(②は思いっきり主観)。
ファは常識人に見えて実は隠れ変人。 以前「シは不思議ちゃん」なんて話をしたんですが、似たような感性ですこの人(?)たち。
まぁそれでもドの完全四度上/完全五度下なので、シほどではないんですけど。
今回の場合は実はファを主役に持ってきていて、ずっとシークレットゲスト扱いにしつつ、
ドーンと大々的に盛り上がりタイミングで登壇させる…と。
この変人っぷりがむしろ盛り上げ役としてうまく機能してますね~!
なんというかエモい。ファさんエモい。
つーかこの半音つり上げを上手く歌っているmagical2すごいわ。
サビメロはメロディの上下が激しくなく、天井にビッタリ張り付いて進むという盛り上がりストロングスタイルです。
これをそこそこ8分刻みとかで激しめに踊りながら歌ってるのすごい。
さっきからmagical2をめちゃくちゃ褒めるという。マジですげぇんだって!
サビの1周目結びの3音ですが、そこまでシンコペーションで来てるところを単純に8分音符に。
グイッと背中押された感です。2周目の期待感が上がりますねぇ。
で、2周目終わり、サビの結びフレーズ。
3つのモチーフで構成されています。
ここ聴いたとき「ももクロの『走れ!』」を思い出して、
「作曲michitomoさんかな!?!?」と思ってしまいました。
でもコード回しが違うので「???」ってなってたら南田さんと聞いて納得した経緯。
何が「走れ!(のサビ結び)」を想起させるかというと……
3つのモチーフがそれぞれ
①「ド」へ1音ずつ迫る
(ミルミル→上昇3音、走れ→下降3音)
②中高形かつⅠmaj構成音
(ミルミル→ドと3rd、走れ→ドと5th)
③ドシド
これらが要因だと思います。
それぞれ方向性が似てるので、パッと聴きで想起したのかなーと。俺が。
ミルミルのほうは鋭利な動き(五度UP)がないのでまろやかな印象。えもえも。
1番サビ終わりと2番Aメロの繋ぎに特殊パターン(便宜上Dメロとします)があります。
この繋ぎがコードも相まって、えもえ萌黄(cv:久保田未夢)なのです!
いや、えもえモコニャン(cv:安藤サクラ)!
おーいぇー(ドーミー)のところ。
二回来るんですが、
1発目はコードをⅣ-Ⅴ-…(サビと同じリフレイン)で受けてます。
2発目はコードをⅦm7で受けてます。
この2発目です。えもえもポイント。
同じ「ドーミー」でも、聴こえ方全然違うでしょ?
実はE majorに転調してる解釈もアリで、
実際に受けだすミからをE majorとすると、
「ド(Gmaj)ーソ(Emaj)ー」みたいな。
コード編で詳しく説明しますが、Ⅶm7のあとはⅢ7系なので、
読み替えでⅤ7(E major)と解釈。
……という事でドミナントでスッと渡すスタイル。
どっちともとれる部分なので、自分の耳に合わせて好きな方で聴いて!
とりあえず変身解除です。
ラスサビは盛り上げの定番、半音UP移調でA♭ majorに。
ロイヤルフォームにパワーアップした感じで。
サビの結びフレーズでアウトロなし〆。
ピタッと止まってカッコいいです。
あーわしピュアライズされたわ……
……長くてすまぬ!
次コード編、いってみよー!
②コード
イントロちょいサビ~Aメロ
G major始まりなので
Ⅰ=Gです。
「ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ-Ⅵm7」×2
「ⅣM7-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅱ7」
「ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ」
でちょいサビ。
からの~
「ⅣM7-Ⅶm7」
ギターのような音色がLeftでリフを刻んでるのが心地いいですね。
メロディを追ってるような感じ。ボーカルメロの合間で「ミレドラ」のカウンター入れてます。
コードにもコイツの倍音で深みが増してます。
シンセのリードもカウンターメロディ入れてるのもえもえもポイント。
…あっ、また本サビ前にサビのえもえもポイント全部話しちゃうところでした…
ゴホン…では続き…
転調直前の繋ぎコードがⅦm7という。
転調先のⅡm7ですなぁ。
えもえもポイントが実は最初にちょい出しされていたという。
そこからAメロ。
E majorになりまして、
Ⅰ=Eです。
四つ打ちキック継続で、
「Ⅳ-(Ⅴ-)Ⅲm-Ⅳ」
で4小節×2。
サブドミナント中心で浮遊感のままBメロにつないでいきます。
というか浮きっぱなしでスライド。
ファは単体で隠れ変人話を持ち出しましたが、コードでもずっと宙に浮くヤツという。
変人Foreverでエモいんですね。
ところでLeftだけに入ってる音がギターからシンセに。
ドレミレ、たまに下のソ。それをシンコペーション。
これはオブリガート感よりもメロディ&コードの補強な感じです。
Bメロ
BメロというかAメロ②。
頭のソラソドソドレソー(合ってない説)みたいな昇ってくシンセリード。
かっこいいですなぁ。
「ⅣM7-Ⅴ7-Ⅲm-Ⅵm7」
の王道進行を循環。
転調してE minor(Ⅵ=E)
になってもEmin上で
「ⅣM7-Ⅴ7-Ⅲm-Ⅵm7」
近親調転調とはいえ、結構ガッチャンコ感のある進行ですな。
素材の味を楽しんでください、と言わんばかりのハッキリとした転調感。
普段と魔法戦士のギャップを明確に分けてる感触も。
あっ、正解出ました!☝これこれ~☝
そのあと
「♭ⅦM7-Ⅴ」
♭ⅦM7めちゃくちゃ好きです。
ハイパーエモいです。
使っていきたいです。
この繋ぎ神がかってますよね…
ともかく変身完了したのでサビへ。
サビ
「ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ-Ⅵm7」×2
「ⅣM7-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅱ7」
「Ⅱm7-Ⅲm7-ⅣM7-Ⅴ7」
もう一回。
「ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ-Ⅵm7」×2
「ⅣM7-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅱ7」
「ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ」
こっちはちょいサビと同じ。
四つ打ちキックが鳴り続けます。
ダンスは四つ打ちの4分刻みでジャンプしてますね~
…俺みたいなオジサンには辛そうです。。。
足パンパンになりそうです。。。
ひっそりサビにはハンドクラップが。スネアかと思ったらハンドクラップ。
ライブとかでこれに合わせて手拍子しても楽しいかもですね~
1番サビ結びが終わったらDメロゾーン。
「ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ-Ⅵm7」×2
「Ⅶm7-Ⅲ7sus4」
メロディ編でも言った「E majorに転調した」と考えて、
Ⅶm7-Ⅲ7sus4を「(転調先の)Ⅱm7-Ⅴ7sus4」とみてツーファイブとして聴いてもアリですね。
耳に合わせてどうぞ。
#2Aメロ~サビ
コード周りは一番と同じです。サビ終わりにDメロがなく、そのまま間奏へ。
間奏
「Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅵm」
「Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ-♯Ⅴdim」
「Ⅵm-Ⅴ/Ⅶ-Ⅰ-Ⅱ-Ⅳ」
「Ⅱm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ」
ざっとこんな感じなコードに
『ドレドミーレドミファソミ ファミレ』
『ドレドミーレドミファソミ ド”シファ”レ』
『ドレドミーレドミファソソ♭ーソラドー』
『ドドーシーラソミソラードー』
のシンセメロ。
ん?違和感が…
シファで落ちるところです…
ファという変わった人は、不思議ちゃんなシと隣になると違和感を生むんですよね。
たびたび話題に上る三全音(トライトーン)ってやつです。
シからファまで増四度/減五度DOWNで、この音程はダイアトニック上だとファと̪シの間にしかないのです。
この人たちを一緒にすると目立つ目立つ。
この違和感を狙ったシンセメロですね。
そのまま落ちサビへ。
落ちサビ~ラスサビ
落ちサビは最初ベースとパーカッションが無い状態で始まります。
後半からは今までのサビと同じ。
そこから半音移調でA♭ major。
Ⅰ=A♭に置き換えて、今までのサビと同じ流れです。
ということで、カデンツがⅣから始まる弱いツーファイブワンみたいな。
やっぱりピタ止まりかっこいい…!
magical2カッコよすぎる!
あー長すぎてすみませんです。音楽に対するあふれる想いが…
プリチャンとコラボするからってやりすぎましたが、magical2のカッコよさ伝わってればいいなぁと。
いや、マジマジョピュアーズほとんど観たことないのにどの立ち位置やねーん!
さっそく今日から観ます…
三池総監督がかわいい作品撮ってるのスゴイよね…
そんなところです。ばーい👋
他、magical²曲・miracle²曲等をこんな感じで紹介してます
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