目次
地名アクセント問題
さて、富良野(ふらの)を発音するとき…
①ふらの(───)?
②ふらの( ̄\_)?
③ふらの(_/\)?
どれで言いますか?
ぼくは2ばん!
「富良野」のアクセント
①は平板アクセントです。北の国からで使われてた発音ですよね。
しかしこれ、北海道人には違和感バリバリなんですよね…
で、②。これが正しいと思い込んでたんですが、古くからのアクセントは③なんですって。
語源のアイヌ語「フラヌイ」のアクセントかなぁ。
地名のアクセントも、持ってる知識を総動員して解決できるものではないので、
思ってたのと正解が全然違う!とか正解に違和感!とかよくあります。
「千歳」のアクセント
新千歳空港の千歳。千歳市です。
①ちとせ(───)?
②ちとせ( ̄\_)?
③ちとせ(_/\)?
北海道人のほとんどは、単体だと①の「ちとせ(───)」で言います。
新千歳のときは「しん『ちとせ( ̄\_)』」ですが。
これもおそらくアイヌ語由来だからでしょうか。
長い歳月の千歳・千年だと②ちとせ( ̄\_)…?あれ?
自信がなくなってきました。
川崎に「千年」って地名があるんですが、どっちなんでしょう?
「高尾」のアクセント
俺が最近正解アクセントを知って驚いたのは、
「高尾」
です。高尾山の高尾。
ずっと
たかお(───)
だと思ってましたが、正解は
たかお( ̄\_)
なんですよね。
かかお( ̄\_)
と同じ。
俺が「ふらの」に抱いていた違和感がまるまんまそっくり返ってきました。
っていうか、「まるまんま」って北海道弁なんですね。さっき知りました。
地名濁点問題
「大雪山」
北海道の中央部にある山々の総称ですが、
さて、なんて読みますか?
①おおゆきやま
②だいせつざん
③たいせつざん
ぼくは3ばん!
①はたぶん大雪が降った日に出来る山の事ですかね。
冗談です。地名としての「大雪山」はこの読み方ではないですね。
②と③。
国土地理院では「たいせつざん」みたいです。
(参考:国土地理院 日本の主な山岳)
「大雪山国立公園」の正式名称は
「だいせつざんこくりつこうえん」
と、濁点付きで登録されています。
(参考:環境省 大雪山国立公園)
国立公園由来なのか、植物名も濁る方みたいですな。
どっちも正式な呼び方といえそうですが、やっぱり濁らない「たいせつ」の方がしっくりくるなぁ。
地名「人によっては難読」問題
「小平」。
どう読みます?
①こだいら
②おびら
③こひら
①こだいら→東京都「小平」市、埼玉県春日部市「小平」
②おびら→北海道留萌郡「小平」町
③こひら→栃木県栃木市「小平」町
「おびら」は先日のサッカーワールドカップ予想タコで話題になったところです。
その予想タコの「ラビオ君」は地名由来なんですね。
ラビオ君ニュースで、アナウンサーが「こだいらちょう」って読んでたような…
こうやって3パターン(市区町村名なら2パターン)もあると、
ニュース原稿の「小平」に混乱しそうですな。
”易読”地名
簡単に読めるけど、そうじゃない…
地名を平仮名に起こすのは簡単な場合は多いですが、
アクセントの違いで会話中に違和感を覚える、なんてことが割とあります。
調べても、平仮名に起こしたものこそ出ますが、アクセントまでは出ないんですよね。
濁点問題についても、「北の国からの『富良野』」のように、
全国区のテレビで頻度の高くなってしまった読み方が「正解」と思いがちですが、
現地民からすると「違う、そうじゃない」ってなることは多いです。
茨城、「いばらぎ」問題とか。
全国でこういう地名読み方問題はあると思います。
ということで、地名辞典が欲しいなぁと思いました。
おわり。ばーい👋
関連記事
更新情報をプッシュ通知
させることが出来ます。
よろしければm(__)m